うわ!アイツが合コンの相手?心の声が思わず出てしまった合コン

私、花子が34歳ごろの合コンの話です。
アラサーと言っていられるのも時間の問題、焦って色々なツテを頼り合コンをセッティングしてもらう日々でした。
34歳くらいともなると、こちらが「合コンをお願いする」立場になり、選ぶより選ばれる立場になってしまった自分がなんともやるせなくてつらい時期でした。

そんな時、私が勤めていた職場で以前働いていた同い年の女性Aちゃんが、今の職場で出来た友人Bちゃんの知り合いと合コンをするからおいでよとお誘いがありました。

3対3の合コンで、お相手は私たちより少し年下の31、32歳くらいの男性たちとのこと。
女性陣は浮き足立ちました。

金曜日の夜、それぞれの職場からほど近い場所の和風居酒屋で合コンは開催されました。
女性は全員揃っていますが、男性は一人遅れています。
正直、先に来ている男性二名は「ナシ」な感じだったので、残る一人に女性陣みんなが期待していました。

「遅れてすみません」
入ってきた男性を見て、おや?と思いました。
どこかで見たことがある・・・そう記憶のアルバムをめくっているとすぐ分かりました。
と、同時に思わず声が出てしまいました。

「田中(仮名)!!」
記憶のアルバムと目の前の男性の顔が一致した途端、なんと呼び捨てで彼を呼んでしまいました。

田中とは、私の勤めている職場で、半年くらい前に「1~2ケ月くらい」勤めて辞めていった男性です。
仕事が出来なすぎて周りの人は手をやいているのに、それに気付かず「オレ様キャラ」だったので、とても強烈に覚えています。

あまりにも仕事が出来ないので会社としてはクビ宣告をしようかという時に、彼の方からこの仕事は自分には向いていないと去っていったので、人事の人がホッとしているとウワサを耳にしていました。
そんな彼なので、あまり関わりの無い私も陰で皆と「田中、田中」と呼んでいたので、ついポロリと顔を見た瞬間「田中!」と叫んでしまったのでした。

当の田中は一瞬キョトンとした顔をしていましたが、私のことを覚えていたらしく、「あれ?もしかして花子さん?」と田中呼ばわりされたことを物ともせず私に話し掛けてきました。

さすが田中・・・なぜたいして面識のない女性が自分を呼び捨てにしたかなんて深く考えないところがある意味さすがです。
でも私の視線の端であきらかに他の男性二人は何かを察知した模様です。

そりゃそうですよね、初対面で呼び捨てでしかも後から聞いたAちゃんの話では、その時の私は額に思い切りシワを寄せて、まるで「コイツが合コンの相手か、こりゃナイわーー!」
と言わんばかりの表情だったそうです。
そんな失礼なオンナは逆に男性陣からも「ナイ」と思われたことでしょう。

しかし、私の思いとは裏腹の男性がいました。
そう、田中です。
田中は自分のことを覚えてもらっていたことが嬉しかったようで、「あんなに少ししかあの職場にいなかったのに、覚えててくれて感激です!」と私は田中にロックオンされました・・・

その後の私は、もう今日の合コンは何の実にもならないと、大いに食べて飲んで、酔っ払い、その後も「田中~田中~」を連呼していたそうです。
しまいにはまさかの田中と連絡先交換までしてしまいました。
その後何度か田中からお誘いの連絡はありましたが、彼とどうこうなることはありませんでした。

今でも友人Aちゃんと会うと、あの時の合コンの花子は酷かったと、話のネタにされています。
それ以後、たとえどんな相手でも顔や心の声が思わず出ないように、細心の注意を払うようになりました。

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